こんばんは。
昨日10月25日(土)御茶ノ水中央大学駿台記念館で
広河隆一氏の【和平を隔てる『壁』】緊急報告がありました。
西は三重県から、北は青森から駆けつけてくださった方も
いらっしゃいましたが、様々なイベントと重なった日取りなのもあり
200名ほどの参加でした。
後半30分を使って、帰国中のUNRWA(国連パレスチナ
難民救済事業機関)職員で、この一年半ガザ在住の
安藤直美さんの現地報告も行われました。
私は壁について、ある程度のことは知っているつもりで
いましたが、広河さんが撮ってきて下さった映像や
報告から、これは大変なことが起きていると、あらためて
驚き、苦しい気持ちになりました。
現在NHKが壁について独自の番組を制作中と伺っていますが
ほかにこの壁について大きなニュースになっているのを
目にしていません。
そのことが不思議でしょうがないのですが、この日重なった
イベントや、遠方在住などの理由でいらっしゃれなかった方
にも少しでも様子をお伝えしたくて、私なりの報告を
させていただきます。
映像が流れる暗闇で書いたメモを頼りにかいつまんで
書きますので、当日の内容すべてを正確にお伝えする
ものではありません。
また、この報告の文責は森沢典子にあります。
━━ 広河氏談
○ 場面
● 画面上の人物
《 》 注釈
( ) 筆者の目線
[]報告内容[]
《報告はすべて今年撮影された未発表の映像(動画)によって行われた。》
(カルキリヤの町、8mの壁ふもとで青年がせっせと苗木の
世話をしている。壁に沿って数百メートルにわたり、小さな瑞々しい苗木が
植えられている。)
━━この青年は、苗木を育てて売るのが仕事。
でもこの土地も間もなく取り上げられてしまう。
せめて前日に破壊を実行に移すということを知らせてくれれば、
大抵の苗木を移動させることが出来るのだが・・・と話していた。
壁と言っても、ほとんどの場所は鉄条網によるフェンスである。
そこに電流が流れている。
住宅地に近い場所ほど『重厚なコンクリの壁』が、建設されている。
それは、イスラエル側の主張によるとパレスチナ内部の高い建物から
イスラエル側に銃などを撃ちこまれることがないようにするため
であるという。
『ステージA』《パレスチナ・ヨルダン河西岸地区(ウエストバンク)の
北西上部から西側をカルキリヤまで降りてくる》155kmの
建設はほぼ終わっている。
また今朝《25日》のニュースで発表された内容によると
シャロン首相はヨルダン渓谷に沿って壁を建設することを
決定し、今年中に完成させるという。
《これは当初発表した建設ルートにはなかったものでヨルダン国境線と
壁でヨルダン渓谷を挟み込む形になる》
最初に、壁建設責任者のインタビューを聞いて、そしてその
理由を掲げ、実際にはどういうことが行われているかを見てください。
●壁建設の責任者イツハク・メシーヤハのインタビュー
《壁建設の必要性について》
「壁を建設する前は、人々の移動は大変楽なものでした。
たった一握りのパレスチナ人が爆弾を作って運び込むために
このような壁の建設が必要となってしまうのです。
キブツ・メサ(?)《イスラエル人のコミュニティ》の例を見てください。
そこで働く人々から、壁を作らないようにと言われていました。
ところがその隙間を利用してテロリストが侵入し、父親と子どもを
殺しました。こういうことがあるから、結局壁を作らざるを得ないのです。
ガザでは(壁のお陰で)誰一人としてテロリストを中に入り込ませ
ないことに成功しています。
《イツハク・メシーヤハは、ガザの壁建設の責任者で、その功績を
称えられて現在ウエストバンクの壁建設の責任者となっている》
これはベルリンの壁ではありません。通過するためのチェックポイントが
ちゃんと設けられています。
ベルリンの壁は、そこを越えようとすればたちまち問答無用で
射殺されていました。」
━━電流が流れているんですか?
「流れていますよ。
ちょっと触ってみましょうか?」
(イツハクがフェンスを指先でちょっと触ったとたん、すぐに近くの
軍用基地から、イスラエル兵の乗ったジープが来る。
また、フェンスのすぐ横は砂地になっていて、誰かが歩くと足跡が
残るようになっている)
○カルキリヤの町
━━壁の両側の土地が、壁に沿って広範囲で没収されている。
壁を建設することになった当初は、農業用のゲートを開けましょうと
約束されていたが、実際には通り道など無い。
イスラエル側の許可を得て建てられたこの家も、壁に近いという
理由で破壊の告知を受ける。
(カルキリヤの町からは、隣りに広がるイスラエルの街の向こうに
地中海を見ることができる。)
●この家に住む少年
「僕達は、向こうの海に落ちていく夕日を見たくて、ここに家を建てたんだ。」
このあたりには、なぜかゴミの臭いが立ち上るという。
●カルキリヤ市長
「2002年に工事が始まると、壁のこちら側と向こう側を合わせて
100mずつ、壁に沿って土地が没収されていきました。
当初は移動もできますと言われたが、この通り(出入り口も)何も
ありません。壁に沿って、溝が掘られています。
私たちの土地が、水が、この壁の向こう側にあるのです。
(アラブ様式の丸屋根の美しい小学校が映る)
━━この小学校も、壁の近くにあるという理由だけで取り壊しを
宣告されました。
現在カルキリヤの町は失業率が70%、4箇所の検問所を
持つ壁にぐるりと囲まれている。
カルキリヤの壁の外側《ウエストバンク内》には、イスラエルで
初めての有料道路が建設され、イスラエル人たちがすでに使用
している。
《6番道路》
壁の建設は、《失業した》パレスチナ人たちを使って働かせて
いる。残念ながら。
パレスチナの村と村をつなぐ道路が壁によって分断されている。
この道路は日本が建設したものだ。
(村人)
この人のオリーブ畑は、フェンスの向こう側にある。
フェンスのために行き来が出来なくなってしまった
(村人たちがフェンス越しに話をしている。)
この人たちは行き来はもはや不可能になってしまっている。
○ベツレヘム・アイーダ難民キャンプ
(すぐ向こうに要塞のようなギロの入植地が見える。
オリーブの林が広がる村。林は壁の右と左に分かれていて
右側にはもう行けない。)
○ベツレヘム自治区内に建てられたハル・ホマ入植地沿いに
出来た壁
━━この犬は、どこからか入り込んでしまって、フェンスに沿って
ひたすら歩き続け、でられなくなってしまっている。
(客席からどよめき。歩いても歩いても出口が見つからず、
どこまでも歩き続けるだけの野良犬。)
(フェンスのすぐ横に家がある。)
━━ベドウィン(遊牧民)の家だ。
以前彼らは他の場所に住んでいたのだが、その家は取り
壊されてしまった。
移り住んでいるこの家もまた、違法であるという理由で破壊
の宣告を受ける。
この人たちは1948年に難民になった。
●ベドウィン
「今はその時よりもひどいよ。放牧するための土地までも、
盗られてしまったんだ。」
○ベツレヘムのエリアA
━━見ていくと、イスラエルはかなり広大な土地をエルサレム側に
取り込んでいることがわかる。
●ベツレヘムの役人
「このいったいを空き地にしておいたのは、開発をするためでした。
1平方km4000人の人口密度だというのに(土地を盗られてしまった)。」
━━ ベツレヘムの町の中に、入り組んで壁が作られ取り囲まれてしまい
ゲットーのようになっている場所がある。
その中に取り込まれてしまった人たちは、エルサレムにも
ベツレヘムにも行くことができないでいる。
○ガザ
━━イスラエルの安全のためと称して、いったい何が行われているか
ガザに行くとよくわかる。
(果樹園だったところは荒地に、無残に壊された家の上に
なけなしの抵抗の印としてパレスチナの旗が立てられ
風にひらひらと舞っている。カメラは壁付近まで接近。)
●村の人
「あそこにイスラエルのスナイパ−(狙撃兵)がいるから
顔を出してはだめだよ。」
(壁と一緒にコンクリの直径4,5メートルの円筒状の塔が
建っている。上部に小さな隙間が開いているだけで
中の様子はまったく見えない。)
━━イスラエルはこれを監視塔と言うが、パレスチナ人は
狙撃塔と言っている。近づくものをここから撃ってくるからだ。
『われわれはベルリンの壁とは違う』と言いながら、実際には
こうして近づくものを撃っている。
○ハンユニス
(海岸線側を、グーシュ・カテイーフ入植地に沿って
壁で取り込まれ、そちら側にはもう行けない。
壁のこちら側にあったオリーブ林は、以前ブルドーザーで
荒らされ、枯れた根っこが広範囲にあちこちコロがって
いるだけ。
その引き倒された木々の枝を、薪用に拾い集め運んでいく
パレスチナ人の女たちと子どもたち。)
○トウルカレム
(6mの高さの壁が続く。
その壁の両側でイスラエル人たちと、パレスチナ人による
抗議行動。)
━━パレスチナ側には催溜ガスも使われている。
○エルサレム
(壁際の土地を否応無く没収するために、ブルドーザーが
フル回転でそこにあるものを取り壊していく。
私たちの目の前で、一本のオリーブの木が、強力な
ブルドーザーのシャベルでいとも簡単に根こそぎ
もぎとられていく。
オリーブが泣いているかのように、枝を揺さぶっていた。
観客からは、どよめきとため息。)
○カルキリヤ
(さっきの小学校。)
━━壁から6mしか離れていないため、これまでも
銃撃を受けてきた。
壁建設によって現在○○ドナム(1ドナム1000u)の土地、
32の井戸が奪われ、1800の企業のうち600の企業が
倒産した。
●イツハク・メシーヤハ
「イスラエルでは800人が死んでいるのです。国を守るためです。」
━━イスラエルの中の人々すべてが、まったくこの現状を知らないわけでは
ない。
エルサレムポスト紙でも、大きな写真を載せて壁のことを扱っている。
ハアレツ紙でも、「霞の中の防護フェンス」としている。
国を守るためという理由ならば、なぜ1967年のグリーンライン(ウエスト
バンクとイスラエルのボーダーラインのこと)に沿って建設しないのか。
カルキリヤの町は、囲まれるように壁が造られている。
壁を作る本当の理由は
@入植地を守る《失わない》ため
Aあの地域に天然ガスが見つかっている
B水源地の確保
グリーンラインと壁の間に16の村が取り残されてしまっている。
カルキリヤは、現在移動がとても難しく、ジャーナリストでも
一時間、一般的には2時間チェックポイントで待たされる。
そのため検問所でお産をする女性が増えている。
またカルキリヤの大学に通っていた近くの村の学生達は
現在はもう通うことはできない。
しかし、万里の長城ですら、モンゴル人の侵入を防げなかったのだ。
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以上
(感想)
壁の建設の仕方を見ていると、壁は、軍事侵攻よりも、入植よりも
空爆よりも、静かに、確実に、簡単に、パレスチナ人を追い込み、
追い出すことができる方法であることに気づかされます。
そして、パレスチナ国家樹立の前に、イスラエルにとって都合のいい
境界線を、イスラエル側からの強引で一方的な方法によって
駆け込み的に作り上げ、既成事実化させてしまおうという思惑を
見せつけられてしまいます。
あらたに発表されたヨルダン渓谷沿いの壁についても、現在事実上
このあたりの水源地域はイスラエルにコントロールされ
パレスチナ人の水源はイスラエル人入植者に8割取り上げられて
しまっています。
それでも尚、壁を作ってしまうことで、そのことを既成事実化し
国際社会が介入しにくい状況を作ってしまおうというのでしょうか。
こうやって、欲しいものは、どんなに卑怯で汚い暴力的な手を
使っても手に入れていくのを、私たちはただ呆然と眺め、
許してしまうことしかできないのでしょうか。
この方法で、イスラエル市民に、本当に安全や和平を
もたらすとは思えません。
イスラエル政府は、どこまでもどこまでも、和平の道を
踏みにじり、大金を得た暴力団のように欲しいものを
手に入れていこうというのでしょうか。
家を壊されると宣告されたら、ただ黙ってそれを受け入れる
ことしかできないパレスチナの人々は、どうやってこの状況と
闘ったらいいのでしょうか。
もう一つ感想があります。
壁建設や、イスラエルの占領に反対するイスラエルの
友人と時々話をします。
そして平和を望み闘い続けている彼らが一番手を焼い
ているのは、結局イスラエル政府であることを知らされます。
政府に軍を預けるということは、軍を使って政府が何でもし、
それを止める方法を私たちが失うということである・・・と
軍事国家化したイスラエルに暮らす人々を見て、いつも
感じます。
イスラエルを見ていると、なんだか未来の、そして過去の
日本を見ているような気持ちになります。
よっぽど普段から信頼できる政府ならともかく、
税金の使い方や政策面で不審な点があるうちは
とにかく私たちは政府に軍を預けてはいけないということです。
最後に、昨日の報告会で1コマサポーター運動によって
可能となった今年2回の取材の報告が広河さんからありました。
また、この時代に、自分達の情報ネットワークを確立したいと
いう思いで広河さんが呼びかけている【DAYS JAPAN】刊行に
向けての話もありました。
それについては下記のHIROPRESSを参照ください。
尚、安藤さんの報告については今回は省略させてい
ただきましたが
@UNRWAの役割、ガザの町の様子、彼女の住んでいる
ガザ市が一般的なイメージと違って、素朴で美しい生活
があり、とても好きであるということ。
A道路の状況、チェックポイントのこと。
Bチェックポイントのためにほとんどのインフラが破壊され
ていること。
C占領のため産業としての成長がまったくないということ。
学校、人々の暮らしぶり。
D最近頻発している抵抗運動のリーダー達に対する暗殺のこと。
E戦闘機によってサウンドバリアをつくりアパッチヘリ《ミサイルを
積んだヘリコプター)がやって来るため、攻撃位置の特定が
出来ず、自分を含めた市民全員が、攻撃の脅威にさらされて
生きていること。
F村への侵攻、ラファ難民キャンプで10月に大規模に行われた
120軒以上の家の破壊。
G現在までにガザだけで12000人以上が家を失いUNRWAでも
対応し切れていないこと。
H彼女が日本帰国中に行われたガザ市への空爆についてなどの
報告がありました。
森沢典子
H_I_R_O_P_R_E_S_S___D_i_r_e_c_t_____________________________________
Sun, 26 Oct 2003
== IN THIS ISSUE ===================================================
■ HIROPRESS.net からのお知らせ
■ 新雑誌の企画
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■ HIROPRESS.net からのお知らせ
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■ 新雑誌の企画
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【広河隆一 東京 26 日】
かねてからホームページで呼びかけを行っていましたフォトジャーナリズム
の雑誌を、いよいよスタートさせることになりました。下記のような文章を
昨日、私の講演会で配りましたところ、300 万円以上の資金提供者や定期購
読希望者があらわれました。
これに勇気を得て、本格的に準備にかかりたいと思います。
皆さんのお申し出を待っています。
広河隆一
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■ 新雑誌発刊の呼びかけ
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広河隆一
DAYS
JAPAN (月刊)(仮名)
世界を視るフォトジャーナリズムの雑誌
ビジュアル誌 64 ページ A4 版 月刊 4 色と 1 色 半々
定価 600円 (配送代125円)
9・11 事件の後、人々の間でメディア不信が広がっています。
私たちが知らなければならなかった情報の多くが、私たちの元には届きませ
んでした。
メディアの流した情報が、戦争への道を促した場合もありました。
時代は危険な方向に突き進んでいます。
メディアを私たちの手に取り戻しませんか。私たちがどの方向に向かってい
るかを知るためにも、私たちは世界で何が起きているかを知る必要がありま
す。そこで次のような雑誌の発刊を考えました。
★ フォトジャーナリズムを中心とするビジュアル雑誌。
★ 権力の監視をするというジャーナリズム本来の役割をする雑誌。
★ 調査報道の雑誌。
★ ドキュメンタリーの最高の写真を掲載する雑誌。
★ 人間の命と自然を守るためのキャンペーンを進める雑誌。
★ 差別、抑圧、飢餓、男性の女性に対する犯罪などに取り組む雑誌。
「DAYS JAPAN」という誌名は、かつて講談社より出版されていて、廃刊にな
った雑誌にちなんだものです。昔この雑誌にかかわっていた人間が中心にな
って、かつての雑誌の志を復活させたいという声のもとに、新雑誌発刊を考
えました。
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■発刊の趣旨
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雑誌が力をみなぎらせて登場する時期というのがあると思うのです。それ
はそれぞれの時代の役割をになって出現します。単に役に立つとかいう事情
ではなく、この時代に必要だったと誰もが感じるような雑誌が、様々な時代
に生まれました。
そうした雑誌はスタイルも含めて、役割を果たす時期というものがあるら
しく、数年で役割を終えるか、終えたのに気づかずにじたばたして、衰えて
いくこともあります。
今、情報はあふれているものの、どの情報を信頼していいのかわからない
状況に私たちは置かれています。アフガン、パレスチナ、イラクと次々と戦
争があるたびに既存の大手メディアへの信頼感は少しずつ薄れ、あらゆる情報
にバイヤスがかかっていることを、みんな感じています。戦争前に戦争誘導
型の記事が現われたり、その戦争の遂行に水を差す記事や写真は、編集部の
デスクから上には上がらなかったり、「読者投書」欄の意見も注意深く選択
されていることがわかります。
アフガニスタンの戦争でもイラク戦争でも、現場から責任を持って報告す
るフォト・ジャーナリストはいないわけではありませんでした。でも日本で
はそうした写真は比較的少なかったのが実情です。日本のメディアがそうし
た写真をあまりほしがらなかったからです。
すぐれた写真を撮るフォト・ジャーナリストは存在する。しかし発表する
メディアが少なすぎる。つくづくそう思ったのです。
私の土門拳賞受賞式のときにも言いましたが、日本のフォト・ジャーナリ
ズムは、今、危機に瀕しています。それは業界の危機というだけではありま
せん。志あるフォト・ジャーナリズムが消えていくことは、時代が恐ろしい
所に突き進んでいくのをチェックできないということなのです。時代を読み
取る目を失うということなのです。
皆さんの知恵を出し合って、新しいメディアを創りませんか。
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■寄稿家
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フォト・ジャーナリストとライター、デザイナーは、毅然とした志のある
人々にお願いするつもりです。次の方々にはすでにご相談して、応援してい
ただけることになっています。
野町和嘉、大石芳野、落合恵子、池田香代子、江成常夫、広瀬隆、
新藤健一、大塚敦子、川島進、 土屋右二、 梅津禎三、 吉田ルイ子
(敬称略、順不同)
今後次のようなかたがたを含め、多くの人々に参加を呼びかけるつもりです。
小林正典、森住卓ほかJVJA(日本ビジュアル・ジャーナリスト協会)
のメンバー、
ジェームズ・ナクトウェイ、セバスチャン・サルガド、辺見庸、
池澤夏樹、坂本龍一、筑紫哲也、立松和平、藤原新也、斉藤貴男、
斉藤美奈子、田沼武能、加藤登紀子、井上ひさし、宮崎駿、
山田洋次、灰谷健次郎、福島菊次郎、浅田彰、グレゴリー・コルベール
(敬称略、順不同)
海外からは毎号サルガドとナクトウェイの写真を掲載するつもりです。
創刊号は、特集「イラク戦争1年」号を3月末に発刊したいと思っています。
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■私たちは次のように資金を集めます
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この雑誌は利益を生むことを目的にはしません。年間購読者が 2 万人集
まれば、この雑誌はスタートできます。しかし軌道に乗るまでは募金を募ら
なければなりません。
新雑誌の夢を共有していただける方は 1 口 10 万円の募金の申し込みを
してください。募金を寄せていただいた方は創刊号巻末にお名前を掲載します。
また定期購読という形で支えていただける方は、予約購読の申し込みをし
てください。
発刊が具体的になった時点でご連絡しますので、その時点でお振込みくだ
さい。
それだけでは資金繰りは大変だと考えられますので、株式会社にして出資
金を募り、雑誌を発行したいと思います。
ただし最初からお金を振り込んでいただくことをせず、申込書だけを集めさ
せていただき、創刊の見通しが立った時点( 2004 年 1月 頃)で振り込ん
でいただこうと思います。
また途中で雑誌を続けることができなくなった場合は、残金をお返しした
いと思っています。
★年間予約購読料
725円X12ヶ月=8,700円
1号600円<本誌・予約に限り税金分を割引き>+125円<配送費>)
★新雑誌募金
1 口 10 万円
★株式会社立ち上げで当座の運転資金を作る
200 万円の出資者 10 人
すでに2名の方から出資の申し込みをいただいています。
★問合せ先
広河隆一事務所
〒168-0064 東京都杉並区永福1-1-1-1117
電話03-5376-7898 FAX03-3327-1448
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