●講演会&ビデオ上映会●
『VANUNU』
■日時:3月7日(日)午後1時半開始
■場所:明治大学リバティアカデミー1163番教室(16階)
千代田区神田駿河台1−1 〒101−8301
<TEL> 03-3296-4545
JR中央線/総武線 「御茶ノ水」徒歩3分
http://www.meiji.ac.jp/campus/suruga.html
■内容: ●BBCオープンスペース『VANUNU』(1993)上映 25分
(関東地区初上映。全て英語だけなので、翻訳スクリプトを見ながら吹き替え)
●野間伸次氏による講演 40分
●BBCドキュメンタリー番組『イスラエルの秘密兵器』 45分
●質疑応答
■入場カンパ: 1000円
(事前の申し込みは不要です。直接会場にお越しください。)
◆◆◆ イスラエルの核の人質、モルデハイ・バヌヌさんのこと ◆◆◆
今年4月21日にイスラエルで、ある人物の釈放が予定されています。
その名前はモルデハイ・バヌヌ。
彼は1986年に自らが働いていたイスラエルの核施設の秘密を
英国の新聞に暴露しました。専門家によってイスラエルが既に
核弾頭を約200発所有していることを裏付けたその情報は、当時、
世界に大きな反響を呼びました。
その後、彼はローマでイスラエルの諜報機関、モサドに誘拐され、
イスラエルに連れ戻されて秘密裏の裁判にかけられます。
そして国家反逆罪で18年の刑を宣告されました。
そして、この18年の内、11年半は独房での生活でした。
バヌヌさんは今年に至るまで17年連続、ノーベル平和賞候補に
ノミネートされています。
現在、バヌヌさんに関してはいろいろな情報が流れています。
たとえ釈放されても国外には出られないとか、行政拘禁になるとか、
などなど。
彼が表に出て自由に話すことはイスラエル政府にとっても脅威と
なっているのです。
この度、彼の釈放予定日を迎えるにあたり、下記の要領で講演会及び
ビデオ上映会を開催することになりました。
日本ではほとんど報道されないイスラエルの核問題について、この機会に
是非、知っていただきたいと思います。
なかなか解決しない中東問題の背景などをより深く理解する助けとも
なるはずです。
バヌヌさんは広島の支援者に宛てた手紙の中で自らの行為について
次のように述べています。
「中東でヒロシマを繰り返さないために…」
■講師の紹介:野間伸次
(社)アムネスティ・インターナショナル日本 ひろしまグループ会員
1988年に入会。以来、旧ソ連の良心の囚人のケースの担当や、
在日アフガン人難民申請者の支援、その他、東ティモール、
チベット、チェチェンなどに関するイベントの開催などに関わってきた。
獄中のモルデハイ・バヌヌ氏とは1999年から文通を続け、支援活動
を展開している。
■主催団体:社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
サフリーヤ
■賛同団体:今とこれからを考える一滴の会
■問い合わせ先:
社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
TEL:03-3518-6777 FAX:03-3518-6778
E-mail:stoptorture@amnesty.or.jp
ホームページ:http://www.amnesty.or.jp/
サフリーヤ
TEL:047-352-5538
E-mail : midi@par.odn.ne.jp
参考サイト:
<アムネスティひろしまグループ>http://ww3.enjoy.ne.jp/~rnoma/
<US Campaign to Free Vanunu>http://www.serve.com/vanunu/
※主催となっている「サフリーヤ」は、今回野間伸次さんを東京にお呼びしバヌヌさんのことや、中東の核について学ぼうと呼びかけあってできた小さなグループです。
「サフリーヤ」とは、アラビア語で『鳥』を意味しイスラエルのガリラヤ地方にあった、パレスチナの失われた村の名前でもあります。
サフリーヤの村は、1948年にイスラエル軍によって空爆、占領された後、5つの入植地が作られ現在に至っています。
(広河隆一「パレスチナ・消えた村と家族」日本図書センター)より~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
※賛同団体を募集しています。賛同いただける方は
midi@par.odn.ne.jpまでお知らせください
●お手伝いのお願い●
当日のお手伝いを募集しています。
受付、物販、会場整理など6名ほど必要です。
お手伝いいただける方はメールでお知らせください。
またこの講演会に関するチラシを配布してくださる方
どこかに設置してくださる方を募集しています。
100部一口としてお送りしますので、住所とお名前を
お知らせください。
「講演会フライヤー画像はコチラ「
●バヌヌさんの手記より●
自分が核兵器工場に勤めていることに気がついてしまった
時の葛藤や驚きが表現されています。全文はこちら
http://ww3.enjoy.ne.jp/~rnoma/vanunu1.htm
『目をこすってみたが、やはり怪物はそこにいた。
私は正気だ。私は怪物を見ている。
しかも私はこの一味なのだ。
私はこの書類に署名をした。
今になってやっとその書類を読んでいるのだ。
このボルトは爆弾の一部なのだ。このボルトは私だ。
なぜ私にはわからなかったのか、それに他の人々は
どうやってボルトをつけ続けているのだろうか。
ほかに誰が知っているのだろうか。
誰が見ただろうか。誰が聞いただろうか。
――皇帝は本当は裸なのだ。
私は皇帝を見てしまった。
なぜ私が?
私には向いていない。あまりにも大きすぎる。
立ち上がって叫ぶのだ。
立ち上がって皆に話すのだ。』
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